小さい子の場合は、オンラインゲームや動画視聴などを一緒にすることをおすすめします。言葉だけで理解するのは難しいので、一緒に体験するなかで「これはこうしたほうがいいよね」「こういうのはやめたほうがいいね。」「こんなことを言われると嫌な気持ちになるよね」などの声掛けすることで理解しやすくなります。人気の『あつまれどうぶつの森』に登場する動物たちも様々な会話をしていますが、どうぶつ達の会話からも言い方、感じ方を学ぶことができます。
小学校高学年以上になると一緒に体験して伝える機会が少なくなってきます。日頃から会話が多い場合なら、会話の中で伝えていくことができるでしょう。会話の少ない場合でも、意識的に話す機会を作りましょう。いきなり「知らない人に写真送ったらダメだよ」と伝えてもほとんどの子どもは頭では危険性は理解しているので、「そんなこと言われなくてもわかってるよ」と言われて終わりです。しかし、時に「この人はそんなに悪い人じゃない」「みんなしているみたいだから、自分も大丈夫だろう」と状況に流されたり、判断を誤ることがあってしまうのです。そして子どもは危険性を理解しているからこそ、そのようなミスを親には言えません。どんどんと深みにはまってしまいます。完璧(に見える)な親にこそ、よけい言いづらいものです。親も人間。失敗もするし、弱いところもある。それを伝えることだけでも、関係性を変え、リスクを最小限に抑えることができる可能性があると思います。(いずみ)
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